屋根修理で足場は必要?その理由やお得な依頼方法について
2024/01/09
屋根修理においては、ほとんどの場合足場の設置が必要となります。この記事では、足場が必要な理由や足場に関する疑問、足場設置にあたっての注意点などについて解説しています。また、足場の設置は工事を纏めるとお得になります。纏めたほうがお得になる理由についても取り上げているため、これから屋根修理を行おうとしている方はぜひ参考にしてみてください。
屋根修理で足場が必要な理由
屋根修理を行う場合、足場が必要となるケースが多くなっています。これは、法律によって高さ2m以上の屋根修理を行う場合、足場の設置が義務付けられているためです。屋根はほとんどが2m以上の場所にあるため、足場の設置は必要不可欠となっています。
法的な背景以外にも、屋根修理の際に足場を設置する理由としては以下のような理由が挙げられます。
・安全確保のため
・作業の品質向上
・近隣への配慮
引き続きそれぞれの理由について詳しく解説します。
安全確保
足場を設けることで、作業員の安全を確保することができます。一般的な二階建て住宅であっても、屋根に登ると6〜8mほどの高さとなるため、転落による大怪我のリスクを伴います。足場があれば、安全性が高まるため、転落リスクを低減できるでしょう。作業員が安心して作業できるようにするためにも、足場は非常に重要なものです。
作業の品質向上
足場の設置は作業の品質向上にも貢献してくれるものです。屋根修理の中には軒先部分を修理しなければならないケースもあり、その場合、屋根の下から作業することとなります。このようなときに足場があれば、安定した状態で作業ができるため、ミスが起こりにくくなり、結果的に作業の品質向上につながるでしょう。
近隣への配慮
足場を組むことで飛散ネットを設置することが可能となります。飛散ネットが付いていれば、作業に伴うホコリや破片などが近隣の住宅に飛散する心配がないため、近隣トラブル防止にもつながります。また、屋根修理の際に塗料を使用するケースや屋根を洗うために水をかけるケースもありますが、飛散ネットがないと、それらが飛散する可能性もあります。いずれにしても、近隣住宅との距離が近い場合などは足場を設置し、飛散ネットをつけることが屋根修理をするうえでは大きなメリットとなるでしょう。
屋根修理の足場に関する疑問
ここでは屋根修理の際に設置する足場について、よくある質問とその回答を紹介します。屋根は経年劣化するものであるため、今は屋根修理をする必要のない時期でも、いつか修理が必要になる可能性があります。そのような時に備えるためにも、ぜひチェックしてみてください。
足場の代わりに高所作業車を使うことはできる?
高所作業車を使うことができれば、足場を設置する必要がありません。また、工事内容によっては高所作業車の方がコストを抑えられる可能性もあります。このような点から、高所作業車の使用を希望する人もいるかもしれません。
しかし、高所作業車の利用にあたっては、駐車スペースが必要となるため、住宅地では使用できないケースが多くなっています。そのため、屋根修理は基本的に足場を組んで行うこととなります。
足場のメリットは?
足場を設置する大きなメリットは、作業時の安全性を高められる点にあります。また、それに伴い作業員は安心して作業に取り組めるようになるため、屋根修理の仕上がりもより綺麗になることが期待されます。そのほかにも、足場があることで効率よく作業を進められるため、結果的に工事費用の削減にもつながるでしょう。
足場費用の計算方法は?
足場の設置に伴い発生する費用は、「㎡単価×設置面積」で求めることができます。なお、計算で使用する設置面積は「(家の外周+8m)×高さ」で算出可能です。なぜ+8mになっているのかというと、足場は家の壁から少し離れた場所に設置するためです。
なお、屋根の勾配が急である場合、屋根の上にも足場を設けることとなるため、費用は高くなります。
足場を設置するときの注意点
ここでは屋根修理の際に足場を設置するときに注意するべきポイントについて解説します。意外と見落としてしまいがちなポイントでもあるため、いざという時のためにもぜひ覚えておいてください。
建物付近の車は移動する
足場を設置する場合、建物付近にある車は移動させておきましょう。これは、足場の近くだと、工事作業中にキズや汚れがつく恐れがあるためです。場合によっては、近隣の有料駐車場を使うことになる可能性もあるため、早めに確認しておきましょう。
庭の植え替えが必要か確認する
足場を花壇や木がある場所に設置するケースもあります。このような場合、花壇や木の植え替えが必要になるかもしれません。植え替えには時間がかかる可能性もあるため、足場の設置箇所を把握し、植え替えが必要かどうか早めに修理業者に確認しておくことをおすすめします。
隣の家の敷地を借りる可能性がある
自宅と隣の家が近い場合、隣の家の敷地を借りて足場を設置する可能性もあります。このような場合、事前に協力をお願いしておくようにしましょう。事前に伝えていないと、トラブルに発展する恐れがあるため注意してください。
屋根修理で使用する足場の種類
足場と一言でいっても、その種類はさまざまです。ここでは屋根修理の際に使用する主な足場の種類を紹介します。
くさび式足場
くさび式足場は、ブラケットと呼ばれる金属でできた金具を使って設置する足場です。くさび式足場は、ハンマーがあれば組み立てられ、解体も簡単にできるなど、作業のしやすさが特徴です。ただし、組み立てや解体時に使用するハンマーの音が大きいため、騒音トラブルにならないように事前に近隣の人には周知しておく必要があります。
単管ブラケット足場
単管ブラケット足場は、単管パイプという長いパイプをプラケットと呼ばれる横材を使って組み立てる足場です。こちらの足場は、省スペースで組み立てられる点が特徴で、塀と外壁の間が狭い家でも使用可能となっています。また、金具を使って組み立てていることももあり、風に強い点も特徴です。一方で、設置には若干時間がかかるとされています。
単管足場
単管足場は、鉄パイプのみで組み立てた足場のことです。こちらも狭いエリアで使用できる点が特徴であり、単管ブラケット足場の組み立てができない場合などに使用されます。ただし、足元が他の足場と比べると不安定になる点がデメリットです。
屋根足場
屋根足場は、その名の通り屋根に設置する足場のことです。先ほども触れていますが、屋根の勾配が急である場合、屋根にも足場を設置する必要があるため、そのようなときに使用します。
屋根修理は工事を纏めるとお得
先ほども説明しているように、足場の設置には費用がかかります。そして、足場の費用は決して安くはありません。そのため、少しでも費用を抑えたいという人も多いでしょう。
このような場合、屋根修理を他の工事と纏めて行うことをおすすめします。例えば、屋根修理に加えて雨樋工事をする、外壁塗装をするといった形です。
足場代は工事ごとに算出するため、これらの工事を個別に行うと、それぞれで足場代が発生することとなりますが、纏めて行えば足場費用が1回で済み工事費用を抑えることができます。
株式会社ハジメで屋根修理と纏めて工事をおこなった施工実績
▷千葉市にて屋根修理〈スーパーガルテクトへのカバー工法・霧避け板金施工〉
まとめ
今回は、屋根修理で足場が必要になる理由や足場に関するよくある質問、足場を設置する際の注意点などについて解説しました。足場の設置は法律で定められていることに加え、作業員の安全確保、作業の品質向上、近隣トラブル防止のためにも欠かせないものです。足場の設置にあたっては、車の移動や植物の植え替え、近隣住民への周知などが必要となるケースもあるため、早めに対応しておくことをおすすめします。足場の種類によって特徴が異なるため、屋根修理業者とコミュニケーションをとってどのような足場を使用するのか、どのくらいのスペースが必要なのかといったことを明確にすることも大切です。
株式会社ハジメは、千葉県千葉市を中心に、屋根葺き替え工事・カバー工法といった屋根修理・雨漏り修理をはじめ、屋根板金工事・雨樋工事など、屋根に関する工事一式を行なっている屋根修理の専門店です。
千葉市にて屋根の点検やメンテナンスをご検討の際は、ぜひ株式会社ハジメにご相談ください。