屋根から雨漏りが発生する原因と理由について解説
2024/01/09
屋根から雨漏りが発生する原因・理由としては屋根の劣化のほか、屋根材の破損や施工不良などが挙げられます。
また、雨漏りは屋根以外でも発生するため注意しなければなりません。この記事では、屋根の雨漏りが発生する原因や屋根以外の発生場所などについて解説しています。雨漏りが発生した場合、雨漏り修理を速やかに業者に依頼することが大切です。
屋根の雨漏りの原因
屋根から雨漏りしている場合、いくつかの原因が考えられます。ここでは具体的な原因を紹介します。雨漏りが発生した時に慌てないためにも、ぜひ参考にしてください。
屋根の劣化
築年数が経過した建物だと、屋根の劣化が進んでおり、それが原因で屋根の割れや破損が起こり雨漏りが発生するケースがあります。
屋根は晴れの日も雨の日も常に外気に晒されており、時間の経過とともに少しずつ劣化していくものです。湿気によってカビやシミが発生し、木材が腐食することもあります。
このような劣化した部分を放置していると雨漏りが発生しやすくなるため注意しなければなりません。
屋根の穴
屋根に穴があいてしまい、そこから雨漏りするケースもあります。屋根に穴があく理由としては、屋根の劣化以外にも、強風で物が飛んできて屋根にあたって穴があくといったことが考えられるでしょう。穴を塞がない限り雨漏りし続けるため、早めに修理業者に依頼するなどの対策をする必要があります。
施工不良
施工不良が原因で雨漏りが発生するケースも見られます。
例えば、家を建てた時やリフォームする時、メンテナンスの工事を行った時などに起こる可能性があります。特に築年数が浅い、もしくはリフォームしたばかりにも関わらず雨漏りしている場合は施工不良が原因かもしれません。
屋根だけじゃない雨漏りの発生場所
雨漏りというと屋根からするものというイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実は屋根以外の場所で雨漏りが起こるケースもあります。ここでは屋根以外の雨漏り発生場所を紹介します。
ベランダのヒビ
ベランダにヒビが入っていると、そのヒビから雨水が侵入し、雨漏りを起こすことがあります。ベランダは屋根同様雨風にさらされていることに加え、人の出入りがあるため、屋根よりもダメージを受けやすい場所であるため注意しなければなりません。
外壁
外壁から水が浸入し、雨漏りするケースもあります。
このような雨漏りは、サッシ枠と防水シートの間に隙間ができてしまっていることが主な原因です。外壁が雨にさらされたとしても、基本的には壁に沿ってそのまま流れて落ちて行きますが、隙間があるとそこから雨水が浸入することがあります。
天窓
天窓から雨漏りするケースもあります。こちらは、コーキングの劣化によるひび割れが主な原因です。
天窓は以前と比べると雨漏りが発生しにくくなったとされていますが、それでも注意しなければなりません。特に築年数が経過している場合は、必要に応じて状態を確認し、修理してもらうことも大切です。
雨漏りの原因を明確にすることの重要性
ここまで説明してきたように、雨漏りは屋根だけでなく家のさまざまな部分で発生するものです。
そのため、雨漏り=屋根と考えていると、なかなか雨漏りの原因を見つけることができず、適切な対応をすることができません。
また、雨漏りだと思っていたら、実は漏水や結露だったというケースも珍しくありません。適切な対応をするためにも、雨漏りの発生場所および原因を明確にすることが大切です。
雨漏りが起こったときの対処法
ここでは屋根からの雨漏りを想定して、雨漏りが起こった時にどのように対処すればいいのか紹介します。雨漏りが発生した時に備えてぜひ参考にしてください。
雨漏り修理を業者に依頼する
雨漏りが発生したら、早めに修理業者に依頼するようにしてください。これは、先ほども説明しているように、雨漏りの発生箇所はさまざまであり、知識のない人では発生場所の特定や修理が難しいためです。
雨水が侵入してくる穴やヒビを塞ぐことができなければ雨漏りは起こり続けます。だからこそ、早い段階でプロの力を借りることが大切です。
雨漏りの落下地点にバケツを設置
修理業者に依頼をしたものの、すぐに修理に来てもらえない場合は、雨漏りの落下箇所にバケツを設置し、室内が水浸しにならないようにしましょう。こちらはあくまでも一時的な対処法であるため注意してください。
「バケツを使っていれば大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、雨漏りが続くと屋根材の腐食・劣化が進み、住宅全体の劣化につながります。長く住み続けるためにも、バケツの設置は一時的な対処法として活用するようにしてください。
ブルーシートで屋根を覆う
一時的な対処法としては、ブルーシートで屋根を覆う方法もあります。ブルーシートで屋根を覆うことで、屋根が雨にさらされることがなくなるため、雨水が侵入しにくくなります。
ただし、屋根に登ってのブルーシートの設置は危険を伴うものであるため注意しなければなりません。また、強風によってブルーシートが飛ばされる可能性もあります。このような点を考えると、やはり業者に修理してもらうまでの一時的な対処法とするべきだといえるでしょう。
雨漏りを発生させないためのポイント
ここでは雨漏りを発生させないためにはどのようなことをすればいいのか、具体的なポイントを紹介します。今は雨漏りしていなくても、今後も起こらないとは限りません。いざという時に備えて今自分が何ができるのか、ぜひ参考にしてください。
定期的なメンテナンス
雨漏りは、経年劣化によるヒビや穴などが原因で起こるため、定期的にメンテナンスを行い劣化箇所を修復しておくことが大切です。
メンテナンスを怠っていると劣化が進行し、一度雨漏りが発生すると一気に悪化する恐れがあります。屋根や壁など一箇所のメンテナンスを定期的に行うのと、劣化が進行し建物全体の修理を行うのとでは費用面でも大きな違いがあります。
屋根のリフォーム
屋根の劣化が進行し、メンテナンスだけでは対応しきれない場合、屋根のリフォームも検討してみてください。塗装や葺き替え、コーキングの打ち直しといったリフォームをすることで屋根の状態が改善され、雨漏りを防ぐことが可能となります。
特にコーキングは、ひび割れにつながる恐れがあり、年々劣化していくものです。屋根自体にもダメージがなくても、コーキングの破損によって雨漏りが発生するケースもあるため、築年数が経過している場合は、屋根のリフォームを検討するといいでしょう。
まとめ
今回は、雨漏りの原因や雨漏りの発生場所、雨漏りを発生させないためのポイントなどを紹介しました。
雨漏りというと屋根をイメージする人もいるかもしれませんが、屋根以外にもベランダや外壁、天窓などから発生するケースもあり、発生場所を特定することは簡単ではありません。そのため、雨漏りが発生した場合は、早い段階で業者に雨漏り修理を依頼するようにしてください。
株式会社ハジメは、千葉県千葉市を中心に、屋根葺き替え工事・カバー工法といった屋根修理・雨漏り修理をはじめ、屋根板金工事・雨樋工事など、屋根に関する工事一式を行なっている屋根修理の専門店です。「適正な屋根工事を、適正な価格で」をモットーに、現地調査およびお見積もりは無料でおこなっております。
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株式会社ハジメでおこなった雨漏り修理の施工実績