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屋根の豆知識

雨漏りに強い立平葺きとは?メリット・デメリットについて説明

2024/05/24

住宅の屋根材には数多くの種類がありますが、金属屋根の葺き方の一つである「立平葺き」をご存知でしょうか。ガルバリウム鋼板による立平葺きは雨漏りに強く、耐久性が高い優れた施工方法です。

この記事では、ガルバリウム鋼板による立平葺きのメリットやデメリットを詳しく解説します。新築を検討中の方や屋根の修理やリフォーム、立平葺きについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

立平葺きとは

立平葺きとは金属屋根の施工方法の一つで、長尺の一枚の屋根材(板金)を、屋根の頂点である棟から軒先にかけて縦方向(垂直)に葺いて施工する方法です。屋根材同士の接続は、端部にある接合部を折り曲げて屋根材同士を接続する「ハゼ葺き」と、端部にある嵌合のための凸凹部を重ねてカチッと嵌め込んで屋根材同士を接続する「嵌合式」があります。

縦平葺き・立ハゼ葺き・縦葺きなどと呼ばれることもある立平葺きとは反対に、軒に対して横方向(水平)に葺いていく方法を横葺きと呼びます。立平葺きは、工場のような大型建築物の屋根に多く採用されていましたが、昨今では金属屋根材の性能向上に伴い、戸建て住宅でも多く採用されるようになりました。

以前は鋼板に亜鉛をめっきしたトタン屋根が主流でしたが、錆びに弱く5〜10年ごとに塗装によるメンテナンスが必要不可欠でした。現在は錆びにくく軽量な金属屋根材であるガルバリウム鋼板が主流となっています。ガルバリウム鋼板は、別名アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板とも呼ばれ、鋼板にアルミニウム55%・亜鉛43.4%・シリコン1.6%のめっきを施したものです。トタンに比べ約3〜6倍の耐久性を持つことから、トタンに変わる建材として屋根材や外壁材として広く用いられるようになりました。立平葺きにガルバリウム鋼板を用いることで、高い耐久性・耐震性・雨漏りのリスク低減を実現しています。

立平葺きと瓦棒葺きの違い

立平葺きとよく似た見た目の屋根に「瓦棒葺き」屋根があります。「瓦」と言っても屋根瓦とは関係が無く、金属屋根の施工方法の一種です。瓦棒葺きは立平葺きに比べて、屋根材同士の嵌合部分に幅があるのが特徴です。

瓦棒葺きは、ガルバリウム鋼板が主流になる以前のトタン屋根に多く用いられていた施工方法で、一定間隔に敷かれた心木と呼ばれる木材を釘で固定し、心木に沿うように立ち上げられた屋根材の端同士に金属のキャップを被せて側面に釘を打って固定します。

心木は木材なため、屋根材内部に雨水などの水分が侵入した場合、心木が腐食するといったデメリットがありました。屋根材は釘によって心木に固定されているため、心木の腐食によって台風などの強風時に、屋根材が捲れ上がるといった現象が多く発生しました。

そのような事態を避けるため、内部に心木を使用しない「心木なし瓦棒葺き」も登場しましたが、現在ではトタン屋根自体がほとんど姿を消してしまったため、ガルバリウム鋼板を使用した立平葺きが一般的になっています。

立葺き(縦葺き)と横吹きの違い

前述の通り、屋根の葺き方には縦(垂直)方向に葺く方法と、横(水平)方向に葺く方法があります。縦葺きと横吹きの違いは、見た目の違いと施工できる勾配の違いの二つがあります。

見た目の違いですが、縦葺きの場合は真っ直ぐに棟から軒先まで屋根材がストンと流れているように見えるため、細くスタイリッシュな印象を与えます。反対に横葺きの場合は、水平方向に伸びるように屋根材を施工するため、広くどっしりとした安定感のある印象を与えます。

施工できる屋根の勾配は、縦葺きが0.5寸(5/100)以上・横葺きが3.0寸(30/100)以上となっていて、この基準を満たさない場合は施工することができません。縦葺きのほうが横葺きよりも緩やかな勾配での施工が可能で、雨漏りに強い特徴があります。

横吹きの場合は屋根に3.0寸以上の勾配が必要ですが、勾配の条件をクリアしているのであれば、見た目の好みで縦葺き・横葺きを選ぶのも良いでしょう。屋根のデザインは傾斜が緩やかであれば下から見上げても見えにくいですが、傾斜が急であれば見えやすくなります。

立平葺きのメリット

立平葺きのメリットは次の通りです。

✅軽量で耐震性に優れる
✅雨漏りのリスクが少ない
✅構造がシンプルなため工期が短く済む
✅耐久性が高い
✅緩勾配の屋根にも施工できる
✅かまぼこ屋根にも施工できる

軽量で耐震性に優れる

地震が起きた際の建物の揺れは、屋根などの高い場所の重量が重ければ重いほど重心が高くなるため大きくなります。反対に屋根が軽くなることで重心を下げられるため建物の揺れは小さくなります。立平葺きに使用されるガルバリウム鋼板は、他の屋根材に比べて非常に軽量である点もメリットです。ガルバリウム鋼板は1㎡あたりおよそ5kg程度で、屋根瓦の1/10、スレートの1/4の重量であるため、ガルバリウム鋼板を使用した立平葺きは耐震性を高めることに繋がります。

雨漏りのリスクが少ない

立平葺きは、棟から軒先まで一枚の板金(金属屋根材)を葺いているため、垂直方向に継ぎ目や障害物がなく、屋根に落ちた雨水が軒先までスムーズに流れるため、雨漏りのリスクが少ないメリットがあります。反対に横葺きは、ある程度勾配をつけないと雨水が屋根に停滞してしまう恐れがあり、雨漏りを起こすリスクが高まります。雨漏りを懸念するのであれば、ガルバリウム鋼板の縦葺き施工がおすすめです。

構造がシンプルなため工期が短く済む

立平葺きは、あらかじめ工場でカットされた一枚の長尺の屋根材を使用して屋根を施工します。瓦やスレートなど他の屋根材のように一枚一枚を屋根に固定して施工する必要がないため、屋根を施工する工期が短く済みます。特に、屋根材の端部にある凸凹を嵌め込んで屋根材同士を繋ぐ嵌合式は、手間がかからず施工が簡単に済むため、携わる職人の人数も少人数で済みます。少ない人手で工期が短く済めば、その分工事にかかる費用を抑えることにも繋がります。

耐久性が高い

ガルバリウム鋼板を使用した縦平葺きは、耐久性が高いというメリットもあります。ガルバリウム鋼板は20〜30年の耐用年数があり、錆びにくい特徴があります。前述しましたが、ガルバリウム鋼板が登場する以前に金属屋根として使用されていたトタン屋根は、錆びに弱かったため施工から5年以上経過している場合、塗装によるメンテナンスが必要でした。また耐用年数も10〜20年程であったため、将来の屋根の寿命を考えたメンテナンスをする必要がありました。ガルバリウム鋼板の縦平葺きは、屋根材そのものの高い耐久性と立平葺きの構造的シンプルさからメンテナンス性にも優れ、メンテナンスの頻度を少なくすることができます。

かまぼこ屋根にも施工できる

前述した通り、立平葺きは緩勾配の屋根にも施工することができます。縦葺きであれば0.5寸(5/100)以上の屋根の勾配であれば施工できるため、屋根が曲面であるアーチ状のかまぼこ屋根にも施工できるメリットがあります。かまぼこ屋根は体育館などに多く採用される屋根形状で、屋根の空間部分を広く取れるため、天井までの空間を広く使うことができるメリットがあります。頂上付近は勾配がゼロに近いですが、立平葺きは雨漏りに強い構造であるため施工が可能です。かまぼこ屋根の曲面に合わせるために屋根材をアーチ状に曲げる必要がありますが、立平葺きは従来の瓦棒葺きと違い心木を使用しないため、このようなアーチ状の加工が可能になります。

立平葺きのデメリット

立平葺きのデメリットは次の通りです。

✅複雑な形の屋根には施工できない場合がある
✅断熱性能に劣る
✅遮音性能が低い

複雑な形の屋根には施工できない場合がある

屋根の形状が複雑な場合は立平葺きが施工できない場合があります。立平葺きは長尺の屋根材で屋根を葺くのが基本であるため、複合的で多面的な屋根形状の場合は現場での加工が必要になる可能性が高いため、施工ができない場合があります。施工可能な場合でも追加の屋根材加工費用がかかるケースが多いため、事前に施工会社と打ち合わせをして、立平葺きが可能な屋根形状であるか確認しておくと良いでしょう。

断熱性能に劣る

ガルバリウム鋼板などの金属屋根材は薄い鋼板でできているため、瓦やスレートに比べて断熱性能に劣る傾向にあり、日射や外気温の影響を受けやすいため夏は暑く冬は寒くなりがちです。断熱材付きの金属屋根材や、遮熱効果の高い塗装を施した鋼板を選ぶと、このようなデメリットをカバーしてくれるためおすすめです。

遮音性能が低い

長尺の屋根材を使用する特性上、立平葺きは雨音などが住居内に響きやすいデメリットがあります。瓦屋根やスレートは屋根材にある程度の厚みがあり、立平葺きでない金属屋根は鋼板の一枚一枚の長さが短く、それぞれが屋根に固定されているため立平葺きほど雨音が響くことはありません。遮音性を高められる塗料もありますが、構造上どうしても仕方がない部分ではあるため、遮音性を第一に考えたい場合は立平葺き以外の施工方法にするか、屋根材自体を他の材質にするなどの工夫が必要です。

まとめ

株式会社ハジメ

この記事では、ガルバリウム鋼板による立平葺きのメリットやデメリットを詳しく解説しました。立平葺きには縦葺きと横葺きがあり、縦葺きは緩い傾斜でも施工できる特徴があります。メリットは多くありますが、最大の特徴はシンプルな構造で雨漏りに強いことです。

反対に、構造上どうしてもデメリットになってしまう部分もあるため、メリット・デメリットをしっかり比較して、重視したい事を優先した屋根造りにしましょう。

株式会社ハジメは、千葉県千葉市に会社を構える屋根修理専門店です。職人による妥協のない丁寧な仕事で、千葉県を中心に関東一円で多くの住宅の屋根修理に携わっています。

雨樋修理から屋根の葺き替えはもちろん、カバー工法にも対応可能ですので株式会社ハジメにお任せください。屋根に関するちょっとした疑問にもお答えできますので、お気軽にご相談ください。

千葉市近郊での屋根修理・雨漏り修理は株式会社ハジメへ!

お客様が希望される連絡方法で、いつでもお気軽にご相談ください。


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